異なるVLANのアクセスポートを接続
ループするのか
しなければどういう動きなのか
構成
■疎通確認のためのアドレス
SW1
VLAN10 10.1.1.1
VLAN20 10.2.2.1
SW2
VLAN10 10.1.1.2
VLAN20 10.2.2.2
SW3
VLAN10 10.1.1.3
VLAN20 10.2.2.3
ループする場合
■SW2とSW3間のaccessportにアサインされているVLANが同一の場合
SW3のe0/3のVLANを10にして検証

ループしている
■実験的にすべてのSWのVLAN10でRSTPを停止する

ループ成功
構成通りで確認
■SW2
sh spanning-tree

■SW3

どういうことなのか
・両SWがdesignated portなのは対向でVLANが異なるため、rootportの選出が行われない?
#debug spanning-treeを確認すると、BPDU DROPのログあり。対向でVidが異なる為との表示
#ログ取り忘れた
・ループしない点について
#SW3-VLAN20発SW2向けの通信を起点として図解
○VLAN20(SW3)からVLAN10(SW2)への通信はtaggがついていない。どのVLANを使っているのか理解していないのでHUBのような状態。
%CDP-4-NATIVE_VLAN_MISMATCH: Native VLAN mismatch discovered on Ethernet0/3 (10), with SW3 Ethernet0/3 (20).→このメッセージはCDP単独での通知
①SW2が受信してSW3向けtrunkportから送出する際にtagg付与
②SW1が受信してtagg除去
#この時、SW1にVLAN10アクセスポートがあればtagg無しのまま転送
③trunkportに送出する場合は、再度taggを付与
#今回の場合はSW3向けtrunkportにtagg有りで転送
④SW3が受信してtagg除去
⑤SW2向けのポートはVLAN20であり、ブロードキャストドメインが異なるので転送できない
#他にVLAN10のアクセスポートがある場合はtaggなしのまま転送、trunkportの場合はtaggを付与して転送
#結果ループはしない
mac address-tableの見え方
■SW1 vlan 10と20のmac address-table
SW1#sh mac address-table dynamic
Mac Address Table
-------------------------------------------
Vlan Mac Address Type Ports
---- ----------- -------- -----
10 aabb.cc80.0100 DYNAMIC Et0/1
10 aabb.cc80.0200 DYNAMIC Et0/1
10 aabb.cc80.0300 DYNAMIC Et0/2
20 aabb.cc00.0230 DYNAMIC Et0/2
20 aabb.cc80.0100 DYNAMIC Et0/2
20 aabb.cc80.0200 DYNAMIC Et0/1
20 aabb.cc80.0300 DYNAMIC Et0/2
10,20内で重複する
実機での検証が必要
まとめ
ループはしないが、本来接続されていないVLAN側にもブロードキャストが走るため、不要なトラフィックが流れる。
ブロードキャストドメインを結合している状態。